医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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小児マウスピース矯正とはマウスピースを利用し、口腔周囲機能訓練を同時に行う矯正治療方法です。通常矯正(ワイヤー矯正)で治す100%を目指す治療でなく80%の「歯ならび」と「咬み合わせ」を目指す治療法です。

マウスピース

 

小児マウスピース矯正の目的

マウスピースを装着し口の周りの筋肉と舌を鍛えることで、正しい歯列へ導きます。間違った舌位置や口呼吸のような筋機能癖を正し、歯並びや顎の発達に良い影響を与え歯列を改善します。簡単なトレーニングが毎日必要です。
現代の子供は、口の周りの筋肉が衰え歯並びが悪くなっています。口呼吸や異常な飲み込み、舌の突出した筋機能を治療せずに放って置くと、正しい顔の発育と正常な歯列の発達の妨げとなります。現在の成長の過程で歯列が改善されたら、いったん治療は終了ですが大人の歯がある程度生えそろう中1くらいまでマウスピース装着を続けます。
マウスピース矯正は、歯並び全体を平均的な並び方に誘導し、顎の発育を促進し、正しい舌の位置を自覚してもらうのに有効な治療法です。また筋機能療法を併用することで、より顎の育成効果が上昇します。
将来、通常のワイヤー矯正治療を受けなくてすむ歯列に近づきます。乳歯が抜けて、新しくはえて来る永久歯をマウスピースのレールの中に誘導します。

治療対象はどんな歯並び?

ご自宅での確認方法としては、前歯の噛み合わせをみることです。以下のような状態であれば要注意です!!

歯並び 歯並び2 歯並び3

マウスピース矯正治療の方法

(就寝中+日中1時間以上)のマウスピース装着
ガム機能訓練と体操(15分くらい)
口呼吸、舌の悪い癖、異常な唾の飲み込み方などの異常口腔筋機能癖を改善します。また口周辺の悪習癖(ゆびしゃぶり、肘杖、うつ伏せ寝)による顔貌変化と歯列不正を予防を行います。

※ガム機能訓練とあいうべ体操について

当院での治療プログラムをお問い合わせください。

キシリトール あいうべ

マウスピース矯正の開始時期は?

小学校1~2年生くらいからはじめるのがベストです。
治療期間は、現在の成長の過程で歯列が正しい位置に改善されたら、いつでも治療は終了にできます。継続して治療する場合、慣れてくれば2~3ヶ月に1度の通院でOKです。

ワイヤーとマウスピース矯正の違いとは?

一般的に周知されているワイヤー矯正は、抜け変わりのある乳歯には、装置の取り付けができません。
ワイヤー矯正は中学生高校生以上の全ての歯が永久歯にはえかわった方が対象となります。
中学生、高校生の時点まで手を付けないということにはリスクがあります。それは咬合育成という考え方があるからです。 噛み合わせは歯だけでなく顎の骨の発育状態によっても左右さます。小さい時からマウスピース矯正で、顎の発育を促進することが重要です。また適切な顔貌、口腔周囲の筋機能、舌の悪い癖も直すことで長期間安定した歯並びを維持することにもつながります。(顎骨の発育のピークの年齢は性別や個人差がありますが、大体第二次性徴期が終わって数年と言われています。)

マウスピース矯正のメリット・デメリット

メリット

①治療が安価で始められる。
②ワイヤー矯正が必要ない、またはワイヤー矯正の治療期間が短くなる可能性がある。
③通院がマウスピースに慣れて来たころには、2~3ヶ月に1度になる
④ワイヤーがないので見た目がよい
⑤普段から口を閉じるようになる(口唇閉鎖機能の獲得)
⑥顔貌が正常範囲に近づく
⑦風邪を引きにくくなる(鼻呼吸による免疫力向上)
⑧夜寝てるときの装着ですむ(+日中1時間装着)

デメリット

① お子様が装置を入れていないと治療が進まない
(そのため最初はお子様だけにお任せできません。お母さん主体で進める必要があり、手間がかかります。)
② 生涯の歯並びを保証するものではない
(常に歯並びは変化しています)
③お口の周りの筋肉のトレーニングが毎日10分以上必要
④小児矯正を行っても、大人になってから再度矯正が必要になることがある。(遺伝的な成長)
⑤うつ伏せ寝、ほう杖、舌いたずら、口の癖など悪習癖があると良い結果がでない。
※以上メリット・デメリットがありますが多くは着脱ができるというところ、育成という概念が入っていることによるものです

マウスピース矯正でよくあるQ&A

Q.マウスピースに違和感がありますか?つらいですか?
A.2週間ほどでなれるのがほとんどです。あまり違和感が強い場合は、短時間から使ってみましょう。 気軽に相談してみてください。

Q来院回数は?
A.最初は1ヶ月に一度からスタートです。慣れてきたら2〜3ヶ月に一度になります。

Q治療期間は?
A.目標とする歯並びよって異なります。当院Drと相談の上決めていきます。マウスピース矯正は最長で12歳くらいまでです。その後についてはワイヤー矯正含め相談となります。

Q.マウスピースの寿命は?交換は?
A.1年ほどで交換となります。交換のマウスピースも治療価格に含まれています。
(※装置を紛失した場合は別途料金を頂きます)

詳しくはこちらへ↓

子供のマウスピース矯正
https://www.owl.gr.jp/kidsortho/

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