医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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歯みがきの歴史を知ろう!

キチンと歯みがきしないと、【虫歯や歯周病になってしまう】というのは皆さんご存じと思います。
でも、「そもそも、人っていつ頃から歯みがきしてたの?」って、知っていますか?
今回は、人類の歯みがきの歴史をご紹介していきましょう。
人類と歯痛の付き合いはいつ頃から?
そもそも、人はいつ頃から歯痛に苦しんできたのでしょうか?
例えば虫歯は、約30万年前のものと思われるザンビアで発見されたカブエ人の化石人骨よりすでに発見されています。
どうやら歯周病も、同じ頃からあったようです。
ヨーロッパを中心に分布していたネアンデルタール人の化石から歯周病らしき痕が発見されています。
実は、太古の人類には歯周病が多く見受けられ、発生率は現代人より多いかも?と言われています。
大昔の歯科治療!?
現代のような歯ブラシではありませんが、楊枝(ようじ)を使っていた痕跡は世界各地で発見されています。
また、歯にタテの溝が刻み込まれているケースが多くあり、これは、食べかすをかき出していただけではなく、歯が痛いところを硬くとがったものでこすった痕だと考えられています。
2013年、スペインの研究者がバレンシアの遺跡から出土した5万~15万年前のネアンデルタール人の歯を研究し、「歯肉炎の痛みを和らげるために、ある種の植物の楊枝を使っていた」という論文を発表しました。
これは、歯の治療の一種とも言えますよね。
人間は古くから虫歯や歯の痛みと戦ってきたようです。
予防の技術が発達した現代に生きる私たちは歯が痛くなる前に、ちゃんと歯みがきで予防したいですね。