歯科衛生士ブログ
歯の色が人によって違うのはなぜ?
美しい「歯」を保つためには?
「真っ白な歯が見える笑顔がステキ」なんて言いますが、どうして、歯の色って人によって違うのでしょう?
歯は一番外側がエナメル質、その下に象牙(ぞうげ)質になっていて、象牙質の中に歯髄(しずい)、いわゆる「神経」と呼ばれるものがあります。
エナメル質は白の半透明、象牙質は黄色がかった色。
つまり、歯が黄色っぽいのは象牙質の色が透けているからなのです。
また、歯髄(神経)が死んでしまうと歯が黒っぽくなることもあります。
中には「ハリウッドスターみたいに、真っ白な歯になりたい…」という方もいるかもしれませんね。
でも、日本人と欧米人とでは歯の質に違いがあるんです。
日本人はエナメル質が薄く、元々歯の色が欧米人に比べると黄色っぽい傾向があります。
なので、もし欧米人並みの歯の白さを目指したいなら日々のケアはもちろんのこと、ホワイトニングも検討してみてもいいかもしれません。
食べ物や飲み物、特に赤ワインやコーヒー、お茶などに含まれる色素は、歯の表面に付着してしまうことがあります。
こういう場合は、クリーニングで歯を元の白さに戻すことも可能です。
「歯をきれいに保ちたいから、食べたり飲んだりしない!」というわけにもいきませんから、毎日歯みがきをきちんとして、汚れをためないことも大切ですよ。