医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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意外と知らない口の病気

虫歯や歯周病(ししゅうびょう)など、口の中のトラブルになる原因は色々ありますが、放っておくとガンになってしまう病気があることを知っていますか?
今回は「白板症(はくばんしょう)」という病気についてご紹介します。
どんな病気なの?
白板症とは、口の中にこすっても取れない白い板状、あるいは斑点状に表面が硬くなる部分ができるものです。
女性よりも男性の方ができやすく、男性の方が約2倍くらい多いようです。
年齢は50~60歳代が多いのですが、20歳代~80歳代と幅広い年代で症状が出ることがあります。
症状が出る部分としては、下あごの歯ぐきが29%、舌が25%、ほほの粘膜(ねんまく)が24%という順番に多いようです。
痛みがあることは少ないようですが、稀に初期のガンであることもあるので、気になる時は先生に相談すると良いでしょう。
どうやって治すの?
白板症の原因は、放置した虫歯や、差し歯などの尖ったところが粘膜(ねんまく)を刺激して起こるとされています。
また、タバコを吸う習慣が原因になる、ビタミンAが不足することで起こるなどと言われていますが、はっきりとした原因はまだわかっていないと言います。
治療をする場合は、ビタミンAが効くことが多いので、まずはビタミンAを投与し、反応があるかどうかを確認します。
反応がなければ、手術をして、硬くなっている部分を取り除きます。
しかし、手術した後も再発することがあるので、様子を見続ける必要があります。
いずれにせよ、自分では気付きにくい上に、判断するのも危険なので、欠かさず定期健診を受けることを心掛けましょう!