歯科衛生士ブログ
お釈迦様の歯を見たことがありますか?
世界遺産キャンディの仏⻭寺
仏⻭寺(ぶっしじ)は、スリランカ中部の世界遺産「キャンディ」にある代表的な仏教寺院です。キャンディ湖のほとりに建つお寺の敷地はとても広大で、本堂にはなんと、釈迦(しゃか)の⻭が祀(まつ)られています。
正式名称は、ダラダ・マリガワ。もともと釈迦の⻭は別の場所にありましたが、他⺠族の侵入で持ち去られ、その後返還されて現在の場所に祀られたと言われています。
スリランカの仏教徒の信仰の中心であり、歴代首相も、就任後はこの寺に参拝する習わしとなっています。
毎日の「プージャ」
仏⻭寺の2階には仏⻭が祀られており、途中の踊り場には、仏塔(ぶっとう)※や仏舎利(ぶっしゃり)※を入れる入れ物、インドから釈迦の⻭が持ってこられたときの様子を描いた彫刻などが展示されています。
祭壇ではたくさんの人が参拝をしています。そして1日3回のプージャ(お祈り)の際には、扉が開かれ、釈迦の⻭が入った金色の入れ物を見ることができます。
この時間を目指して仏⻭寺を訪れると、お供え物をささげる儀式や祈りの様子などを見学することができます。もしプージャのタイミングにあわなくても、祭壇の脇に設置されたモニターでその映像を鑑賞することが可能です。
※仏舎利:釈迦の遺骨(いこつ)のこと
※仏塔:仏舎利などを納めた塔のこと