歯科衛生士ブログ
虫歯の自覚症状について
虫歯になるとどんな症状があるの?
虫歯は、慢性的に痛みがあることが多いのが特徴です。一日中痛みが続く、歯を叩くと頭の方まで響く感じがある、甘いものや熱いものが歯にしみるなどが挙げられます。
歯がしみたら絶対虫歯なの?
歯がしみた場合に、一番に虫歯を疑う方が多いかと思います。しかし、しみる理由は他に、知覚過敏や歯周病の場合もあります。虫歯との違いは、しみ方です。しみる時間が一時的、一瞬だけでキーンとするような一過性の痛みのときは知覚過敏や歯周病を疑いましょう。知覚過敏は健康的な歯にも起こります。季節の変わり目や温度差によってもしみることがあるので、どれくらいしみる時間が続いたかに注意して生活しましょう。逆に、上記でも説明したように慢性的にしみるのであれば虫歯の可能性が高いです。
虫歯の進行度合いと痛みの種類
C1:エナメル質の虫歯
冷たいものがしみることが特徴です。
C2:象牙質(ぞうげしつ)の虫歯
冷たいものや甘いものがしみて、時々痛みを感じます。
C3:歯髄(しずい)まで達した虫歯
熱いものがしみることが特徴です。
C4:歯根まで達した虫歯
神経まで虫歯になっているため、痛みなどを察知する神経が反応せず、逆に痛みを感じない場合が多いです。