医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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オタマジャクシの歯はニセモノ!?

多くの動物には、私たちと同じように「歯」が生えています。どんな生きものも何かを食べていかなければ生きていけないので、なんら不思議なことではありませんよね。ただ、この「歯」にはホンモノとニセモノがあるのをご存知でしょうか?

ヒトの歯は「真歯(しんし)」

ヒトの歯は、真歯と呼ばれるホンモノの歯です。その証拠に「象牙質」という組織が存在しています。ホンモノの歯である条件は、「エナメル質」ではなく「象牙質」があるかどうかなのです。

オタマジャクシの歯は「角質歯(かくしつし)」

オタマジャクシは、成長してカエルになるために、石に生えている苔や藻を食べます。その際、やはり歯が必要となるのですが、私たちのものとは少し異なります。なぜなら、彼らの歯には象牙質がないからです。専門的には「角質歯」と呼ばれるもので、元をたどれば爪や髪の毛と同じなのです。そんな上皮が角化しただけの歯は、ニセモノと言わざるを得ませんね。ちなみに、ヤツメウナギにも同じような角質歯が生えています。こんな風に、いろいろな動物の歯に注目してみるのも面白いですよ!