歯科衛生士ブログ
「鎌倉殿」の死因は「歯が悪かったから」?
実は諸説ある、頼朝の死因
現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。
タイトルの通り、鎌倉幕府成立前後を舞台としたドラマで、主要人物の一人に源頼朝がいます。
皆さんもご存知の通り、源頼朝は源氏の棟梁。
1192年には後鳥羽天皇によって征夷大将軍に任ぜられ、鎌倉幕府を開きました。
頼朝の最期は、1198年に落馬した後、体調を崩し、翌年の1月に死亡しました。
亡くなったのは満51歳の時でした。
実は、この死因については、未だにはっきりしていません。
落馬の際に負った傷から破傷風(はしょうふう)にかかった、あるいは脳卒中を起こしたなど、様々な説があります。
数ある死因の中の一つに、「頼朝の歯が悪かったため、死に至ったのではないか」という説があります。
どういうことかというと、落馬して怪我を負った頼朝は、一旦回復したものの、療養中に水を飲んだ際、口の中の細菌が水と一緒に肺に入ってしまい、肺炎を起こしたというのです。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも描かれている通り、権力抗争のために多くの一族を粛清してきた頼朝。
そのストレスが虫歯や歯周病を悪化させ、死に至ったという見方もできるかもしれません。
もし、頼朝が適切な歯科治療を受けられていたら、ひょっとしたら、日本の歴史は変わっていたかもしれませんね。