歯科衛生士ブログ
もう一度知っておきたい「歯みがきの基本」
どうして歯を磨くの?
なぜ、歯をみがかなければいけないのか。
それは、歯に付着した生きた細菌の集まり「プラーク」を取り除くためです。
プラークは歯と同じような乳白色をしているため、注意してみがかないと、残ってしまいます。
しかも、プラークは水に溶けにくく、うがいしただけでは取り除くことができません。
歯にプラークが付いたままにしておくと、虫歯や歯周病の原因になります。
だから、歯みがきが大切なのです。
プラークが付きやすいのは「歯と歯の間」、「歯と歯肉の境目」、「かみ合わせの面」など。
これらの部位に、歯ブラシの毛先が届くように意識しましょう。
歯をみがく時には、歯ブラシの毛先を歯面(歯と歯肉の境目や、歯と歯の間)にきちんと当て、毛先が広がらない程度の軽い力でブラッシングします。
動かし方は、小刻みに。5〜10ミリ程度動かして、歯を1〜2本ずつみがくイメージで動かしましょう。
歯ブラシの持ち方には、しっかりにぎる持ち方(パームグリップ)と、えんぴつを持つような持ち方(ペングリップ)とがあります。
みがく場所に合わせて、持ちやすい持ち方でみがきましょう。
もし、歯をみがく時に力が入りすぎてしまう場合には、えんぴつを持つような持ち方で、毛先が広がらない程度の力加減を意識してみましょう。
歯みがきは、力を入れ過ぎず、小刻みにていねいに。
特に寝ている間は口の中の唾液(だえき)が少なくなり、ふだんよりも口の中をきれいにする力が落ちます。
だから、寝る前にはしっかり歯をみがいて、きれいな状態で寝るようにしましょうね。