医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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乳歯について

 

【出典】花王:乳歯と永久歯の構造(https://www.kao.co.jp/clearclean/oralcare/haekawari/01/)

乳歯ははむし歯になりやすく進行も早い? 

 子どもの歯である乳歯は、大人の歯である永久歯といろいろな点で異なっています。むし歯になりやすく、その進行も早いのは歯のつくりそのものに違いがあるからです。  

乳歯は未成熟 

乳歯は永久歯と同じように「エナメル質」と「象牙質」によって構成されています。つまり、歯の造り自体は同じなのですが、成熟の度合いが異なるため、むし歯になりやすくなっているのです。細かくいうと、ひとつひとつの粒子が小さいので、酸による影響を受けやすく、「歯が溶ける」という現象も起こりやすくなっています。  

半分の厚みしかない 

乳歯のエナメル質や象牙質は、永久歯の半分の厚みしかありません。ですから、一度むし歯にかかってしまうと、あっという間に進行して、歯の神経まで侵されてしまうのです。  

奥歯の溝が複雑 

奥歯には、前歯と違って特徴的な溝がありますよね。この溝は、食べ物をかみ砕く際に有用なのですが、乳歯は永久歯より複雑であることから、食べかすなどがたまりやすくなっています。これもまた乳歯がむし歯になりやすい理由のひとつです。 

 

これらを踏まえて、乳歯のむし歯予防は永久歯よりも徹底する必要があるといえます!