歯科衛生士ブログ
むし歯にならない人がいるって本当?
皆さんは、歯磨きをあまりしなくても、むし歯にならない人がいるのをご存知でしょうか?
歯磨きをしないと、お口の中が不潔になってむし歯になるのが普通ですよね。ご飯を食べたあとや眠る前に、しっかり歯磨きするよう教えられるのはそのためです。それにもかかわらず、むし歯にならない人がいるのはなぜだと思いますか?
お口の中にむし歯菌がいない
私たちのお口の中には、数百種類の細菌が存在していて、その中にむし歯菌も含まれています。むし歯菌の多くは、子どもの歯が生え始めるころに住み始めるのですが、この頃、しっかりとした予防管理を行った人は、それ以降もむし歯菌にかかりにくくなることがわかっています。つまり、歯磨きしなくてもむし歯にならない人は、そもそもお口の中にむし歯菌が存在していないか、その数がとても少ないかのどちらかなのです。
歯周病にはかかるので要注意
むし歯にかかりにくい人は、歯磨きがおろそかになる傾向があります。一生懸命歯を磨かなくても、むし歯にならないからですね。けれども、歯周病やその他の病気のかかりやすさは、普通の人と同じであることから注意が必要といえます。 つまり、どんな人でも毎日の歯磨きはしっかり行うことが大切なのです!